9月1日 防災の日

防災

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今週のGOチョイス一言

釜石の奇跡
津波避難の三原則

3,率先避難者たれ

通常、私たちは「自分は被害に遭わないだろう」と考えがちです。

釜石東中学校の校長は、1人の先生に
あなたは大声でみんなに聞こえるように
「津波が来るぞ!逃げろ!」と叫びながら一番に逃げてください。
私は、生徒が逃げ切るの見届けてから続きます。」
1人の先生の率先的に避難する姿に続いて生徒も素早く避難する行動が取れたと言います。

1,想定にとらわれるな
2,最善をつくせ
3,率先避難者たれ

提唱 群馬大学大学院 片田敏孝教授

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いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
ハーフパンツでBBQ。
今回も,沢山,蚊に刺されました。
膝下痒さMAX
長ズボンにすればいいのに
反省しない剛(ごう)です。

関東大震災から100年 9月1日「防災の日」

j-waveラジオでも各局を繋ぎ「防災」をテーマに
色々な防災の取り組みなど紹介されていましたね。

9月17日、18日には
ぼうさいこくたい2023が開催されます。

今回は,防災士として
「災害の備え」について
皆様の参考になればと思い読んでいただけたら。
すでに意識を持って、備えられている人は
再確認として読んでいただけたら幸いです。

一つお付き合いください。

防災士とは

“自助““共助“”協働“を原則として,社会の様々な防災力を高める活動が期待され,そのための十分な意識と一定の知識・技能を習得したことを,日本防災士機構が認証した人。

2021年4月23日。私も認証をいただきました。

きっかけ

きっかけは,東北の震災で行わせていただいた支援活動のなかで、仮設の人からの地震や津波の恐ろしさや、命の大切さを見聞きしました。残された者の役目としてそのことを伝えること。
また、地球温暖化の影響から,気候の変動による突発的な災害が増えていること。
先日の雹と突風被害もありますが,今までの全国各地の水害をTVやラジオで見聞きしている中、平成元年台風19号の影響で伊勢崎市もあちこちの川が氾濫する一歩手前まで水位が上がった状況を体験し、自分の住む伊勢崎市が水害による甚大な被害を受ける可能性が、これからいつ起きてもおかしくないほど、非常に川の氾濫確率が高くなっていると感じたからです。

気候変動対策+防災

これから気候動対策を行いつつ,気候変動に伴う災害対策も続けていかなくてはいけないと思い,個人として工務店として,地域の為に防災士の認証をいただき貢献できると思ったから。それがきっかけです。

「防災士の基本理念」
1、自助〜自分の命は自分で守る
2、共助〜地域・職場で助け合い、被害拡大を防ぐ
3、協働〜市民、企業、自治体、防災機関などが協力して活動する。

この理念のもとに防災士は活動を行います。


防災・減災に大切な事前の備え

災害時、いざという時に対応できるように普段から「備え」をしておくことが
防災,減災として、とても大切なことです。
以前,私がオンライン防災に参加し体験したこと
学んだことも含めて共有させていただければと思います。

参加したオンライン防災内容

2030未来を体験 親子でサバイバルゲーム


「ルール」
電気、ガス、水道を使わない暮らしを数時間体験。
LINEで参加者をグループ分けし、随時、工夫したポイントなどを共有。
夜にオンラインに再度集まり、グループごとに結果報告を行う。

電気、ガス、水道に依存せずに
どんなふうにご飯を食べるのか?
どんな風にトイレの用を足す?

想像力を発揮しながら
協力しながら挑戦⭐

災害時、ライフラインがストップを実体験してもらい
親子で防災の備えに繋げることが目的として内容です。

午前にオンラインで内容説明。午後からゲームスタートとなります。
早速、ゲーム開始までの時間で達成するための必要なものを準備と買い出しを、、、
といった流れでした。

ブログ掲載で参考にした書籍

オンライン防災は、私も運営側として参加しました。
ブログ掲載にあたり参考にさせていただいた書籍は

子どもの命と未来を守る!『防災』新常識

オンライン防災の講師
著者 奥村奈津美さん


参考にさせていただきました。
是非、小さなお子様がいる家族や個人の防災にも非常に役立つ内容でおすすめです。

※他、使用画像につきましては、伊勢崎市安心安全課HPから

「家族防災会議」〜災害時の我が家のルール作り〜

災害時の対応や連絡方法を家族全員で話し合って,確認しておくことが大切。

《話し合っておくこ》
①ハザードマップから被害想定を確認し,災害リスクを知ること
②大地震の我が家の安全確認(自宅内の危険箇所・安全箇所)
③避難場所の確認と経路を昼間と夜間にそれぞれ確認。
④備蓄品の確認(期限切れの食品や薬がないか確認)と保管場所。
⑤非常持ち出し品の準備(季節によって中身が違う)
⑥消化用品,防災資機材などの準備
⑦家族の連絡方法の確認
・災害用伝言ダイアル(伝言板)の確認
https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/somubu/anzen/bousai/2139.html

①ハザードマップから被害想定を確認

私が住む伊勢崎市は,被害を大きく受ける災害として「水害」が考えられます。
ハザードマップから川の氾濫時の自分の住む地域の浸水想定を確認しておくことが大切です。

コロナなどのウィルス性感染であったり,高齢者がいるご家族やお身体が不自由な家族がいる場合など、できるだけ在宅避難が望ましい場合もございます。指定避難所により収容人数も限られますので事前に確認をすることも大切。

・立ち退き避難(水平避難)
・垂直避難(高い階へ避難)
・在宅避難(自宅にとどまる)

どの避難の方法が我が家に最適な方法なのか?
我が家の一番安全な避難方法を確認しておくことが大切です。

「指定避難所が安全とは限らない」※地震時と水害時は違うことを理解しておく

特に,近くの指定避難所が浸水想定の水深が深い場合、避難することが危険な場合もございます。
対象の地域の人は、浸水想定の安全な地域への避難が必要となります。
事前に家族でハザードマップを確認し、災害時には、安全な避難所へ早めに移動することが大切です。

伊勢崎市総合防災マップ
https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/somubu/anzen/bousai/2060.html
※今回のマップから洪水浸水想定区域の指定に伴い避難所種別変更として
「赤堀あさひ児童館」「みやまセンター」「境社会福祉センター」
が地震時のみ使用可能に変更されました。
※伊勢崎市役所 安心安全課にブックタイプ(紙タイプ)のハザードマップあります。
必要な方はもらいに行ってみてください。



地震時の「液状化」「危険度」「揺れやすさ」の確認
下記URLのマップから確認しておくと良いと思います。※太田断層を震源とする
https://www.city.isesaki.lg.jp/material/files/group/50/dainikiekijyou.pdf


②大地震の我が家の安全確認

1、地震時の転倒防止器具の設置
固定されていない重い家具が転倒し,胸部などを圧迫するなど危険。
また,食器などが落下散乱し怪我を誘発。避難経路を阻害するなども起こります。重いピアノが動き回り,テレビや電子レンジなど家電製品が中を飛ぶことも起こります。
ポール式や金具による家具の固定などを行い,地震時の家具の転倒対策をしっかり取りましょう。


2、危険物を撤去
台風の時、事前にベランダや庭にある自転車や物干し植木鉢などを安全な形に対策する。


⁡3、ガラスの飛散防止
強風時などでガラスが割れ飛散したもので大怪我などを防ぐために
・雨戸を閉める
・飛散防止テープもしくは養生テープを貼り付けて飛散防止を行う。

4、下水の逆流を防ぐ
お住まい周辺が浸水すると下水が「逆流」して
・トイレ
・お風呂
・洗濯機の排水口
から水が噴き出ることがあります。
ビニール袋に水を入れた「水のう」などで排水口を塞ぐことで逆流を抑える効果があります。


5、大切なものを高い位置へ
大切なものはできるだけ高い位置へおくことで水濡れ対策となります。
備蓄品も浸水想定よりも高い位置へ

⑤非常持ち出し品の準備

「在宅・垂直避難が可能な避難所へ向かわなくても避難が可能な人」は、在宅でライフラインが復旧するまでのあいだ、家族みんなで普段通りに近い避難生活が送れるように必要品を用意しておきます。

⚪ライフラインの復旧目安
停電:1週間
通信:2週間
水道:2ヶ月
ガス:1〜2ヶ月

在宅・垂直避難が可能な人

水、食料は最低7日分
普段食べているものを「ローリングストック」する


⁡水:大人1日3L必要×人数分×7日間
食料:レトルト食品、インスタント食品、米類、麺類、お菓子、乾物、缶詰、瓶詰加工食品など

画像は防災オンラインで準備した非常用食品です。
アルファ米にペットボトルの水を入れ60分。温まるように腿と腿の間に挟み、体温でお米の温度が上がるように工夫をしながら待ちました。缶詰のカレーをかけて食べたのですが、、、
まずいかと思っていましたが、なかなか食べられる。ただ、毎日は辛い。。。
カセットコンロを常にガスボンベをローリングストックしながら調理の幅を広げることで長い避難生活を乗り切ることも大切だと思いました。

台風が来る前にできること

・野菜は洗って切ってタッパー詰め
・痛みやすいお肉や魚は、調理をしておく

「ライフライン」の代替の防災グッズアイテムの準備を。(電気、ガス、水道、通信)

「地震も考えると最低1週間分必要」
①トイレ
②水
③電気・情報源
④ガス
⑤熱中症対策

①家のトイレが流せない場合
避難所によっては、1週間仮設トイレが届かなかった場所もあるそうです。
最寄りに仮設トイレが届いたとしても、夜間や雨の日に仮設トイレへ向かうのはストレスがかかります。少なくとも1週間分は、水を使わないトイレを用意しておいたほうが良いです。

1日平均5回くらいトイレに行く
「5回×7日間×家族の人数」

簡易トイレ、非常用トイレを準備しましょう。

参考;非常時に家にあるものでできる!簡易トイレの作り方
https://www.bosai.yomiuri.co.jp/article/80

画像はオンライン防災で準備した携帯トイレ。これは、簡易的な物なので実際の災害時には簡易トイレを準備し長い期間使う工夫を考える事が必要と感じます。他にも、この携帯トイレは車の中にも常備して渋滞時の万が一の対応も可能と思いました。

避難しないと命が守られない人

⭐非常持ち出し袋のポイント
健康な状態で数週間過ごすために常備薬や常備品をいつでも持ち出しができるようにすることが大切。
参考リストの中には「これ必要なの?」」と思うようなものもあります。
自分や家族にとって必要なものを優先順位をつけ厳選することがポイントになります。
発災時に1次「急いで避難できる持ち出し袋」と2次「避難生活を送るための持ち出し袋」
2つに分けて入れるものを考えることもポイントとなります。

1次避難 発災時で持ち出すもの

走って逃げられる重さを考える事がとても重要!

例※小さなお子様がいる場合

「非常持ち出し袋+小さなお子様」となります。

全力で走る避難が必要な場合は
非常持ち出し袋も捨てて
命を守ることを優先してください。

持出袋に準備するもの 優先順位

第一位
「体の一部になるもの」
例:メガネ、補聴器、義歯、医療機器やバッテリー、薬など
それがないと命を繋ぐことが難しくなるものです。

第二位
「避難時に必要なもの」
例:ヘッドライト、レインウェア、タオルや着替え、簡易スリッパや靴、応急セット

第三位
「水、食料」
これらは、避難所生活ではもらうことも可能になります。重さを考えると持ちだすには控えたいところ。重さの限界を考えると1日分が限界かと思われます。

・水は衛生面を考えると短時間飲みきりを考え500mlを3本。
・食べ物は料理不要。その場でパッと食べられるもの。スプーンなども忘れずに。好きなお菓子なども安心。「心の元気のために」

感染症対策グッツも忘れずに!
例:マスク、アルコール消毒、ウェットティッシュ、体温計、ビニール手袋など

口腔ケアは感染症を防ぐのに大切

歯磨きなどの口腔ケアは、インフルエンザへの感染リスクを下げることがわかっております。
避難所生活では、支援物資のジュースやお菓子を食べる機会が増え子供のむし歯リスクが上がり、歯肉炎や口内炎の症状が増えます。高齢者の災害関連死因で誤嚥性肺炎が注目され、災害時の「口腔ケアの大切さ」が伝えられています。

災害情報を得る

最新の情報を見ながら判断を!

アプリをダウンロード
・NHKニュース防災
・NHKプラス
・Yahoo!防災速報
など

twitter(現在はXエックス)
・気象庁防災情報
・内閣府防災
など

いせさき情報メールの登録を!
https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/somubu/anzen/bousai/1439.html

発災時に取る行動

事前に学んで、実際に起きた時に冷静に災害を大きくしない為の行動をとりましょう

命の危険を守る! 安心安全なお家を

安心安全に暮らすために、お住まいを大きな地震がきても耐えられる耐震性能にすることが大切です。
今までの大震災から得た教訓のもとに新しい耐震基準が現在まで施行されてきました。
剛工務店の新築の仕様としましては、繰り返し震度7クラスの地震が来ても倒壊に至らないとされる

「耐震等級3」の許容応力計算によるもの

を基本仕様としております。

耐震診断と補強を考える

1981年以前の建物は、倒壊しないであろう耐震性能になっていない既存不適格な建物が多くあります。
2008年時点で住宅総数のうち21%が耐震性が不十分な建物であります。今後も耐震性が不十分な建物を補強することで向上させることが不可欠であります。

「耐震診断」
既存の建物がどれくらいの耐震性能があるのか調査するもの。

お住まいの耐震性が心配な人はまず
「誰でもできるわが家の耐震診断」
一般ユーザーを対象とした耐震診断を進めるにあたり、住宅の耐震性に関わるポイントを知ってもらうもの。
https://www.kenchiku-bosai.or.jp/taishin_portal/daredemo_sp/

「専門家に相談が必要な人」
相談できる信頼のおける建築士や工務店がいらっしゃらない場合は、都道府県の建築行政担当部局もしくは一般社団法人日本建築防災協会HPで相談や助成金情報を確認することもおすすめします。
https://www.kenchiku-bosai.or.jp/

おしまいに

まだまだ、沢山伝えたいことがありますが、、、
防災としての備えは、お住まいの地域の災害時の状況や我が家の家族構成など、全てにおいて違うと思います。家族で災害時の色々な想定をしながら「防災家族会議」をすることが大切です。まずは家族で話すことから始めてみてください。そして、周り近所の「ご高齢の方」や「お体が不自由な方」を助あえる共助の心も大切にしてください。
地域の防災の勉強会や防災計画にも積極的に参加して見てください。
安心安全のまちづくりは、一人一人が意識して備えることで作り上げることができると思います。

令和元年台風19号では,伊勢崎市内初めての警戒レベル4「避難勧告」が発令されました。突発的な気候の変動から大雨などによる災害がこれからさらに多くなっていくと考えられます。川の氾濫も考えられます。浸水想定の高い地域が多い伊勢崎市です。
事前の備えや想定を行い,正確な情報受け取り、早めの避難行動を起こすこと。
被害に遭わないよう自分と回りに気を配り,災害から命を守っていただいきたいと思います。

「率先避難者たれ」

最後までお付き合いいただきありがとういございました。

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剛工務店は群馬県伊勢崎市で、匠の技と自然素材と高気密高断熱住宅
小さなエネルギーで豊かな暮らしのお住まいづくり
Ua値0.3以下、C値0.3以下、耐震等級3(許容応力度計算)を基本仕様に新築、リフォーム、リノベーションを行う工務店です。木製トリプルガラスサッシ、木製高断熱玄関ドア

規矩準縄の家
剛工務店
代表 生形 剛
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