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今週のGOチョイス
葛飾北斎エピソード
娘 応為から
我が父幼年より八十有余に至るまで、日々筆を採らざることなし。然るに過ぐる日、猶自腕をくみて、余は実に猫一疋も画くこと能はずとて、落涙し、自ら其の画の意の如くならざるるを嘆息せり。すべて画のみにあらず、己れ及ばずとて自棄てんとする時は、即これ其の道の上達する時なりと。
葛飾北斎伝より
※訳についてはブログの後半にて
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いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
3連休は、お馴染みの地元銭湯「さくら湯」の薬湯と
「湯楽の里」の高濃度炭酸泉で体が緩む剛(ごう)です。
昨年暮れから年明けバタバタと準備を進めて参りました。
皆様へのご挨拶が遅くなりましたことをお許しください。
改めましての「ご挨拶」一つお付き合いください。
法人設立 ご挨拶
日頃より格別のご好意にあずかり有り難く厚く御礼申し上げます。
平成19年より個人事業主として屋号を「剛工務店」で営業してまいりましたが、このたび、令和6年1月16日の一粒万倍日をもって、「剛工務店株式会社」を設立する運びとなりました。
これもひとえに皆様方のひとかたならぬご懇情の賜物と深く感謝申し上げます。
ありがとうございます。
剛工務店株式会社の企業理念に
「過去、現在、未来、生きとし生ける全てのものを尊び敬い、匠の技で住む人と地球が豊かに続く家づくりを実現し、地域の暮らしに寛容な縁(よすが)となり貢献する」
とあります。。。
必要は発明の母
この連休中、有料のネット配信で見られるNHKオンデマンドから「人類誕生」という番組を発見し、人類の成り立ちを「尊いものとして感じることができる」
そんなことを期待し、非常に興味ある内容だったので見出してみました。
内容は、私たちが四足歩行の猿から今のように進化してくる中で
どのように進化し、生存競争を勝ち抜き、そして生き抜いてきたのか?
私たちホモ・サピエンスまでどのように辿り着くのか?を専門家からの話を伺いながら進んでいく番組となります。
四足歩行の猿から進化していく中で、色々な種類の沢山の人類がこれまでいたそうです。
私たちの祖先から現在のホモ・サピエンスとなる人類は、決して、
逞しく賢く優れた知識や力があったわけではありませんでした。
しかし、度重なる幸運と偶然の中で「必死に生きるために努力した結果」が
生き延びることへの「進化」へつながったことで
今現在こうして、存在することができているのだということです。
専門家は「進化は偶然に起こる」と言います。
440万年前 「一夫一妻制」
人類最古の二足歩行となるアルディピテクス・ラミダス。
地殻変動により乾燥化が進み、木の実や果物が減るなかで
他の猿に比べて唯一、二足歩行のラミダスは
両手いっぱい果物を運ぶことができることで「偶然」有利となる
そして、他の猿たちがメスを奪い合い争い合うところ
ラミダスは「一夫一妻制」になり、森が縮小するところを
子孫を残すための「つがい」となり生き残っていった。
ここで私たちのような「家族」ができていた。
370〜300万年前 「仲間」
その後、さらに乾燥化が進み木々は少なくなり、草原が広がるなかで
足が遅く、肉食獣のように鋭い牙を持たず
武器もまだ持たぬアファレンスは、
いくつもの家族の集まる「集団で行動する」ことで
肉食獣に襲われる「か弱い」集団ではあるが
ここで「仲間」とともに集団で身を守り生き延びていった、、、
弱者が生き残る偶然の発明〜道具を持つ〜 重要な2つの分岐
タイトルの「必要は発明の母」の意味は
【不自由や不便なことがあるから、それを打開するためにはじめて発明があることをいう】
アファレンスが生き延び祖先の人類は、大きく2つに分岐することに
我々の先祖である華奢な「ホモ属」。
そして、頑丈な「パラントロプス属」
強靭さを持ち噛む力の強いパラントロプス属に対し、華奢なホモ属は
生き延びるために食料を奪い取り、ハイエナのように必死に生き延びていた、、、
硬い骨を持ち帰り、「割る」ことで中の骨髄を食べ生き延びていた。。。
そんな暮らしの中で、偶然の発明をすることに、、、
食べ物が乏しい過酷な環境の中で「なんとか食べ物にありつこう」と
もがいて発明されたもの。。。
鋭い「石器」
ここで
「道具を持つ人となる」
まさに「必要は発明の母」
人間の暮らしに必要な道具の始まり。
大革命である。。。
180〜5万年前 「心の進化」
このころ生き延びたのは、足がスラリと長く、体毛が少ない体のホモ・エレクトス
肉食になったエレクトスは「狩り」で確実に肉を手に入れていた。
その「狩り」は、ひたすら獲物を追いかけ疲れるのを待つ。
忍耐の「狩り」。
肉食獣に狩られる側から狩る側への「大逆転」である。
エレクトスは優れた「ランナー」
体毛に覆われる動物はアフリカの炎天下で激しい運動を続けると「熱中症」になってしまう。
エレクトスは体毛が薄いため、汗をかくことで体温を下げ「長距離」を走ることができるようになっていた。
獲物をひたすら追いかけ、熱中症で倒れるの待ちを狩りをすることができるようになった。
このように多くの肉を食べることができるようになり人類は、、、
「心の進化」が生まれる
この頃の遺跡から発掘された年老いて亡くなったとされる頭蓋骨から
「歯が全くない頭蓋骨」が発掘される。
これは、どんな意味を持つかというと、、、
仲間から柔らかいものなどをもらうなどしていた
「介護」されていたと考えられる。
沢山の肉を食べるようになることで脳が発達し
人類に「連帯感」や「思いやりの心」が芽生えた「人類の最初の痕跡」。
このような内容で第1話は終わります。
メモ
・四足歩行のチンパンジーの骨盤が縦長なのに比べ、現代人の骨盤は横長。ラミダスも横長であった。これは立った時に内臓を支えるため
・チンパンジーがメスをめぐる争いの武器として「犬歯」が発達しているのに対し、ラミダスの「犬歯」は小さい。これはオス同士がメスを巡って争わなかった証拠。
・エレクトスの骨盤には、大殿筋というとても大きな筋肉がついていた。2本足で走るのに重要な筋肉。
今を生きる私、剛工務店株式会社として
私たちの祖先はこれまでのように幸運と偶然が重なるとともに
「生き延びるために」必死に努力してきました。
この番組は、人類に注目した内容となっているけれども
地球上の全ての生命がこのように必死に生き延び子孫を残してきたんだと思います。
これは本当に「尊び敬う」の言葉しか私には思い浮かばず
ご先祖様や全ての「過去」に感謝しかございません。
このように私たちを残してくれた人類や生命と地球を
「現在」生きる私たちがしっかりと受け止めて
どのように「未来」へ残していくのか?しっかりと考え生き
そして事業を行っていかなければならないと改めて実感いたします。
私の生き方であり、剛工務店株式会社として「未来を思い」できることとして
・私個人として環境負荷の少ない循環する暮らし方をしていくこと
そして、剛工務店株式会社として循環するシステムのなかで
・匠の技で強固な構造と人間の五感で楽しめるデザインで家づくり
・人の暮らしと地域を守る地震に負けない家づくり
・高気密高断熱住宅で人にも地球にも負荷の少ない家づくり
地域の豊かな暮らしの縁(よすが)として淡々と理念を真っ当していく。
これしかございません。
そして最後に訳し、まとめます。
我々祖先が、必死に生き延びてくれたホモ・サピエンスという人類は
その後、豊かな暮らしするためにいろいろな道具の発明をしながら
「浮世絵」を楽しむような日本人となっていきます。
そこには、匠な絵師が、死に際まで必死にもがきながら
「上手に描けるようになりたい」という気持ちで
魂の宿る素晴らしい作品を残してきました。
そんな素晴らしい絵師の1人「葛飾北斎」
その北斎。
80余歳になっても「猫一匹まともに画けない」と娘(お栄)前で涙を流したとする逸話がある。
うちの父さまは、小さな頃から齢(よわい)八十過ぎるまで筆をとらない日がないのさ
「わしは猫一匹思うように描くことができない」って泣いてたんだよ
だからいくつになっても絵がうまくなるんだねぇ
これが今回の剛チョイスの訳です。
私も大工職人として、剛工務店株式会社として
キャッチフレーズ
「規矩準縄の家づくり」
どんな家づくりが正しいのか?
北斎を見習い淡々と追求し続けていきたいと思います。
ご挨拶からもはずれつつ、最後まで
まとまりのない内容に突き合わせてしまい大変申し訳ございません。
皆様
今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
最後までお付き合いいただきありがとういございました。
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剛工務店は群馬県伊勢崎市で、匠の技と自然素材と高気密高断熱住宅
小さなエネルギーで豊かな暮らしのお住まいづくり
Ua値0.3以下、C値0.3以下、耐震等級3(許容応力度計算)を基本仕様に新築、リフォーム、リノベーションを行う工務店です。木製トリプルガラスサッシ、木製高断熱玄関ドア
規矩準縄の家
剛工務店
代表 生形 剛
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